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ゆうあい工房

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タイプ別の風邪の注意

タイプ別の風邪の注意
http://www.bl.mmtr.or.jp/~shinjou/kaze1.htm

冬の風邪ウィルスは低温乾燥を好みます。低温乾燥は身体の免疫
力を低下させ、さらに鼻やのどの粘膜を乾燥させて繊毛の働きを鈍
くし、風邪ウィルスの環境を整えてしまいます。
風邪の対処法もタイプによって少しずつ違いますので、特徴のある
タイプの注意ををまとめてみました。

【子供の風邪】

生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんからもらった免疫をもってい
るので風邪をひきにくいのですが、この免疫がなくなる生後3ヶ月くら
いから3歳頃まではよく風邪をひきます。また、免疫がある程度でき
あがる10歳頃までは、風邪には十分注意が必要です。

子供の風邪の特徴は症状の変化が激しいことです。体温調節など
身体の機能が未発達なので、突然高熱を出したり、朝元気だったの
に午後になったらぐったりしていたということもよくあります。
そのためにお母さんは、お子さんが風邪をひいたら症状の変化をよ
よく観察することが必要です。

高熱、ぐったりしている、症状が急変した、1週間以上長引いている
ような場合は合併症や他の疾患の場合もありますから、専門医に
受診なさることをお勧めします。

食欲の無いときには、無理やり食べさせることよりも、水分の補給
が大切です。お子さんの場合は、発熱、下痢、食欲不振による脱水
症状を起こしやすいので注意してください。
食欲が出てきたら、温かくて消化の良い食事で栄養をつけましょう。
少し元気が出てきたら、無理に寝かせておかなくても、暖かい室内
で静かに遊ばせても大丈夫です。

【高齢者の風邪】

高齢者の風邪で特に注意したいのは、こじらせて気管支炎や肺炎
などの合併症を起こしやすいことです。高齢者は一般的な感染症
の症状である発熱などが目立たないこがよくありますので、注意が
必要です。

風邪ウィルスに感染し炎症が起こると、発熱物質が作られ、これが
脳の視床下部にある体温調節中枢を刺激して体温が上昇します。
高齢者は発熱物質をつくる機能が衰えているので、熱があまり出
ないと考えられています。

また高齢者は気道の働きが弱く、痰がたまっても咳で外に出しにく
いことが多いので、細菌が気道の奥へと侵入し、気管支炎や肺炎
を起こしやすくなります。

なんとなく元気がない、いつもより食欲がない、ボーッとしている、な
どが高齢者の風邪のサインですので、いつもと様子が違うと感じた
ら早めに対処することが大切です。

【忙しい人の風邪】

忙しくてなかなか休めないという人は、「風邪かな?」と思った段階
で早めに風邪薬を服用し、忙しくても睡眠だけは確保することが大
切です。
特に、経験上風邪が長引きやすい人、50歳を過ぎた人(本人が考
えているより体力が落ちています)は早めの対処が大切です。

風邪を治す基本は「安静」と「栄養」です。ウィルスと戦うのは自分
の身体ですから、体力を温存する必要があるためです。

免疫力を高めるために、食事は消化が良く良質のタンパク質をと
り、忙しくて食事が不規則な場合でも、牛乳やヨーグルトなどをおな
かに入れ、薬の服用を忘れないようにしましょう。
「発熱時の家庭での手当て」「風邪の家庭での手当て」も参考になさ
ってください。



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